紙地図の正規化変換

 海図ようなメルカトル図法の紙地図のスキャンデータから正規化変換します。まず紙地図全体をシートフィーダーによりスキャンし、本ソフト「ツール」-「紙地図の正規化変換」でスキャンしたTIファイルを読み込み、正規化変換します。

 地図変換前に詳細の地図四隅位置及び地図投影系の確定が必要です。4点線形補間により正規化変換します。変換地図は四隅内範囲を保留し、四隅以外は切り落されます。

海図変換の例:

1.変換元、変換先ファイルを指定、地図投影系をメルカトル図法3395設定します。

2.左隅のピクセル位置を確定します。「変換元画像位置」の「左上」を選択します。図面を「移動」、「ズーム」、「拡大」、「縮小」、「全体」、「範囲」の操作で地図の左隅位置を表示し、「点設定」をクリックし、画面の左隅位置を選択します。

3.上記同じな操作で右上、左下、右下のピクセル位置を確定します。

4.「幅高さ比率」は100を選択します。

5.「変換先空間位置」を緯度経度のddmmssの書式で入力します。

6.「投影計算」ボタンをクリックし、緯度経度からをメルカトル図法の投影値を計算され、緯度経度入力欄の下に表示されます。

7.「変換」ボタンをクリックして変換します。

8.変換済み図面を本ソフトで確認します。まず「C:\nkMapData\Cstline.shp」緯度経度からメルカトルを投影変換し、Csline.shpで保存します。そして新規マップファイル作成します。「ファイル」ー「マップ新規作成」のフォームで変換済みTIFフィル選択します。画面表示後に「編集」ー「新規レイヤー追加」で「C:\nkMapData\Csline.sh」選択し、図面を海岸線データの重複をチェックします。