基盤地図情報のShapeファイル作成

 基盤地図情報は、国土地理院より提供され、基準点、海岸線、境界線、行政区画、建築物、等高線、道路構成線、道路縁、水涯線など位置の基準となる情報になります。基盤地図情報は汎用性が高い、GIS データとして整備、提供しており、ダウンロードもできます。

 基盤地図情報ダウンロードサービスから基盤地図情報の基本項目を選択し、左側の基本項目、「検索指定」の「全項目」、「選択方法」のいずれを選び、選択リストの2次メッシュを確認し、「ダウンロードファイル確認へ」ボタンを押します。「全てチェック」及び「まとめてダウンロード」ボタンを押すと圧縮ファイルをダウンロードできます。そのファイルを解凍し、zipファイル群を変換元データフォルターに移動します。なお、ダウンロードのIDとPS必要の場合、ユーザーの登録/入力が必要です。県別の全国場合、約40GBが必要です。ダウンロードファイルは2次メッシュのXML圧縮の形式になります。

 nkMapViewのメニュー「ツール」の「基盤地図情報Shape作成」を選択し、変換元データのフォルターを指定し、一覧から変換が必要のファイルを選択し、「OK」ボタンを押すとShapeファイルを変換できます。なお、県別にzipファイルが複数フォルターに保存し、全国一括変換する場合、県界の重複地域のファイル変換しないように設定されます。また、変換済みファイル一覧を「meshucode.txt」へ記録します。

 2017年4月版では県別にダウンロードを選択する場合、全国2次メッシュファイルは4888個(全項目)、変換には約110GB空間、10時間程度が必要です。

 2020年7月版では地域別にダウンロードを選択する場合、cab圧縮ファイルが保存されます。cabファイル解凍すると、項目別にzip圧縮ファイルが得られ、全国2次メッシュファイルは35,474個、変換には約150GBのHDD空間、40時間程度が必要です。また、特定範囲の地域メッシュ選択する場合、全項目の圧縮ファイルをダウンロードできます。


 変換の投影情報及びファイルフォマット

・ 投影座標系:緯度経度

・ 地理座標系:JGD2011

・ ファイルフォマット:Shape

 変換は1次メッシュフォルター及び2次メッシュフォルター作成し、ファイルはそれぞれのフォルターに保存されます。変換ファイル名はフォルター毎に次のように保存されます。

・ AdmArea 行政区画

・ AdmBdry 行政区画界線

・ AdmPt 行政区画代表点

・ BldA 建築物

・ BldL 建築物の外周線

・ Cntr  等高線

・ Cntr100 等高線(100m間隔)

・ CommBdry 町字界線(元データー一部欠)

・ CommPt 町字の代表点(元データー一部欠)

・ Cstline 海岸線

・ ElePt 標高点

・ GCP 測量の基準点

・ RailCL 軌道の中心線

・ RailCLB 軌道の中心線の非表示部

・ SakuDou軌道の中心線の索道部

・ RdCompt 道路構成線

・ RdEdg 道路縁

・ RdEdgB 道路縁(トンネル内部分)

・ WA 水部構造物面

・ WL 水涯線

・ WStrA 水部構造物面

・ WStrL 水部構造物線

 個別ファイル表示場合、nkMapViewのメニュー「編集」−「新規レイヤー追加」/「新規テキストレイヤー追加」で表示可能です。2次メッシュで連続表示する場合、メニュー「編集」−「新規標準メッシュレイヤー追加」/「新規標準メッシュテキストレイヤー追加」で表示します。

 連続表示の場合、まず、「ファイル」-「マップ新規作成」を選び、フォームの「Shape/TIF/ECW/MrSIDファイル名」に、本ソフト付属ファイルの「mesh2R.shp」を選んで新規マップを作成し、画面を10数区画ぐらいに拡大表示してから、「編集」-「新規標準メッシュレイヤー追加」/「新規標準メッシュテキストレイヤー追加」で任意の2次メッシュファイルを選択して表示されます。拡大表示しないと表示の時間がかがります。

 個別ファイル表示する場合、DBF属性データーがで表示しますが、標準メッシュレイヤーの連続表示の場合、属性データーは表示しません。

 町字界線、町字の代表点が一部のデータが欠になり、町字の代表点を必要の場合、「国土数値情報の位置参照情報データ利用」を参照ください。

 地理院地図の上に表示する場合、Web投影系3857へ変換が必要です。本ソフトの付属ツール「Shape/TIF投影変換」を参照ください。投影変換後も標準メッシュの連続表示が可能です。

行政区画の連続表示(緯度経度投影)