定義済みレイヤー設定
1.設定ファイル及び保存場所
定義済みレイヤーのデータを読み込むため、保存データのディレクトリなどの設定が必要です。定義ファイルnkMapView.iniはC:\nkMapDataへ初期インストールされています。定義レイヤー名、初期データパス、ファイルタイプ、中央位置などで一つのセットになります。初期データファイルnkMapView.iniはC:\nkMapDataの下に置き、「メモ帳」などのテキストエディターで直接に編集できます。
2.各レイヤー保存場所、ファイル形式
定義済みレイヤーの表示は、設定ディレクトリからデータを読みますので、必要なデータは所定ディレクトリに保存することが必要です。データについて、ユーザーは事前に作成、あるいはインターネットから取得できます。例えば、「メッシュ索引図」データはユーザーは事前に作成、「地理院地図」、「Open Street Map」などのデータはインターネットから取得でき、指定のディレクトリに保存します。ユーザーは事前に作成ファイルは画像インメージ、png、jpg、tif、ecwなどの形式を使用可能です。「地理院地図」、「Open Street Map」などのインターネットから取得ファイルは自動的に設定されます。なお、初期表示のファイル形式には、C:\nkMapData\nkMapView.iniを直接編集/書き換えことも可能です。次の例は「メッシュ索引図」の定義です。ユーザーは事前に作成のファイルはpng形式、画像幅及び長さは800ピクセルになります。
[メッシュ索引図]
SavePath=C:\nkMapData\MapIndex
FileType=png
ViewCenterX=139.741354
ViewCenterY=35.658099
ImageWidth=800
ImageHeight=800
3.初期表示位置設定
初期表示位置は緯度経度を設定します。
初期表示位置は定義レイヤー開く際に初めで表示する画面です。メニュー「ファイル」の「定義済みレイヤー初期設定」で設定します。
定義済みレイヤー名は、一覧から「地理院地図」を選びます。レイヤーデータのディレクトリは既存データのパス「C:\nkMapData\GsiMapV」を指定します。マップ初期表示位置は日本市名/地名リストから「東京/原点」選べます。設定情報の確認して「OK」ボタンをクリックして設定完了します。
インターネットからデータを取得する際にサイドの指定が必要です。ファイル画像幅及び長さの指定は必要がありません。
4.広域地図投影系の初期設定
緯度経度投影/メルカトル投影などの広域地図投影系にはC:\nkMapData\nkMapView.iniを直接編集/書き換えします。
10m陰影起伏図(EPSG 4612)、SRTM90m陰影起伏図(EPSG 4326)、ALOS全球数値地表モデル(EPSG 4326)は緯度経度として既に定義されます。Web投影系(EPSG 3857)使用する場合、「EPSGCode」行を追加が必要です。画像ファイルもWeb投影系のものを予め変換する必要です。
[10M段彩標高図]
SavePath=C:\nkMapData\GSI10M3857
FileType=tif
ViewCenterX=139.741354
ViewCenterY=35.658099
ImageWidth=1125
ImageHeight=750
EPSGCode=3857
5.地域地図投影系の初期設定
地域地図の投影系には特に初期設定が重要です。平面直角座標系、UTM座標系には地域によって地図投影系が違います。正確に設定しないと地図が表示されません。次の例は熊本県地域に対応の平面直角座標U系の初期設定の例です。
メニュー「ファイル」の「定義済みレイヤー初期設定」で設定フォームで起動します。
定義済みレイヤー名はの場合、右ボタンを押し、一覧から「20万平面直角地形図CD」を選びます。レイヤーデータのディレクトリは既存データのパスを指定します。マップ初期表示位置は日本市名/地名リストから熊本を選べます。設定情報の確認して「OK」ボタンをクリックして設定完了します。なお、新しい設定は本ソフト再起動が必要です。
定義済みレイヤーの表示は、起動してからメニューバーの「定義済みレイヤー選択」をクリックし、一覧から「20万平面直角地形図CD」を選びます。変換済みのデータがある場合、表示されます。
投影についてヘルプ「メッシュ」-「投影及び投影設定」を参考ください。
データ変換についてツール操作の「数値地図地図画像の投影変換」を参考ください。